生き恥曝しても死に恥曝すな
生きているうちに恥をかいても、死後に残るような恥をかいてはいけないということ。

kosigaya

(39) ゲーテはツェルターに語った――「ベートーヴェンは残念ながらまったく無制御な性格だ。彼が世の中を厭うべきものと観ることは無理もないが、しかしそういう考え方によって自分のためにも他人のためにも世の中をいっそう住み心地のいいものにすることはできはしない。だが彼は聴覚を失っているのだから、ああなることも寛大に考えてやるべきだし、同情してもやるべきだ。」――その後ゲーテはベートーヴェンに抗う何事をもしなかったが、しかしまた彼のために何事かをしてやるということもまったく無かった。ベートーヴェンの作品、いなその名前の上にすら完全な沈黙を置いた。――心の底ではゲーテはベートーヴェンの音楽に賛嘆を感じていたがしかしまたそれに恐れを感じていた。その音楽がゲーテの心の安定を奪ったからである。ゲーテが幾多の苦労の代償を支払ってようやく獲得していた魂の静朗さを、ベートーヴェンの音楽が彼に失わせはしないかとゲーテは危懼したのである。――一八三〇年にヴァイマールに滞在した若いフェリックス・メンデルスゾーンの一通の手紙は無邪気にもゲーテの魂の底を人々に示している――その魂は、強大な知性が制御しているところの惑乱せる情熱的な魂であった。(ゲーテ自身がいったとおりに「激しい嵐と惑乱との魂」leidenschaftlicher Sturm und Verworrenheit であった) 越谷 歯医者 http://unomane.npage.de/
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