生き恥曝しても死に恥曝すな
生きているうちに恥をかいても、死後に残るような恥をかいてはいけないということ。

akabane

「かういふつもりだつた」――「いや、さういふつもりではなかつた」といふやうな言葉のやりとりは、われわれの耳には、もう馴れつこになつてゐる。これほど、相手を、そして同時に、自分を馬鹿にした話はない。  契約は双方の利益と立場とを、双方がはつきり認め合ひ、完全な合意の上で、第三者にも対抗し得る共同の権利と義務とをひと通り成文化したものでなければならない。  ところが、この契約の精神がいまだに理解されず、或は、故ら理解しようとせず、うやむやにしておく方がなにか相手を信用したことになりさうな気がし、ことに一方は、契約によつて拘束を受けることのみをおそれ、他方は、強ひて恬淡を装ふことをもつて得策と考へ、えてして契約書といふものは無用視されてゐる現状である。  しかも、たまたま契約書を取り交す段になり、多くは企業者側で用意してゐる印刷の契約書なるものを見ると、まづ型の如き法律的用語をもつて双方の権利と義務とを箇条書にしてあるのはよいとして、その全文に亙り、注意して読めば読むほど、企業者としては当然の義務を掲げてゐるに過ぎないのに、協力者側に対しては、著しい権利の譲渡を迫つてゐるものが少くない。もちろん、草案であるから、企業者側の希望的条件とみなければならぬが、それにしても、そんな虫のいゝ条件を協力者に黙つて承諾させようと思つてゐる腹が私には呑み込めないのである。 2/24リニューアル赤羽の美容室
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