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バルナバスにとっていちばんびっくりすることは、こうした場所の交換のときに、部屋が狭いため、役人たちがたがいに身体を押しつけ合ってすれちがっていかなければならないことだそうです。その大きな立ち机のすぐ前に低い小さな机があって、そこに書記たちが坐っていて、彼らは役人たちが望むときに口授によって書くのです。その有様にもバルナバスはいつでも驚いています。役人たちのはっきりした命令が下されるわけでもなく、また高い声で口授されるのでもないんです。口授が行われているなんてほとんど気がつかないくらいで、むしろ役人は前と同じように本を読んでいるように見えるんですが、ただその場合に、役人がそれでも何かささやいて、書記がそれを聞いているというわけです。しばしば役人があんまり低い声で口授するものですから、書記は坐っていてはそれを全然聞き取ることができないので、そこでいつでも跳び上がっては相手が口授していることを聞き取ろうとし、つぎに急いで坐ってそれを書き取り、今度はまた跳び上がる、というふうにつづくんです。なんて奇妙なんでしょう! ほとんどわけがわからぬくらいですわ。
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