生き恥曝しても死に恥曝すな
生きているうちに恥をかいても、死後に残るような恥をかいてはいけないということ。

adult

 自殺から、とんだ話になつたが、まだ/\面白い事が有るよ。君等は未だ日が浅いから、此処に居る生徒の気質なども、よく解らんだらうが、中々、面白い処があるよ。俺はさい/\例の化物連の御かげで、と云ふのは、化物は俺を忘れて行つてくれたからで、自修室に、二三日も遊んで居た事があるが、いや中々の面白さ。君が居る北寮の、四番室と云ふ処に居つた時も、随分愉快だつたよ。あすこには、慥かに五人居たと思つたが、今でもそーか知らん、支那人も一人居つた様だ。人数は少ないが、騒いで、唸る、踊る、喰ふ、しかも議論がすさまじい、イヤ、ともすると、真に口角泡を飛ばして、まるで烏賊の墨を吹く様、汚なくて、はたには寄り付かれない始末だ。或日の事、中の騒人、頭の馬鹿に大きい男が、少々、風の気味と云ふので、切りと、猫の様なクシヤミをして居る。すると、其すぐ向ひ側に居た色の白い男が、平生、毒舌を以て自任して居るさうだが、「風邪を引く様な不景気な奴は早く寝てしまへ」と云つたのだ。処が、それから大議論さ。「引いた物は引いた物だい」と大頭が云ふ。全く怒つて居た様だ。アダルトオンラインゲーム 鵜のまねする烏
 
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